『投資』なりたい未来に向けて 今持っているエネルギーを投入しよう!

こんにちは。
ワクワク塾 塾長の福田歩です。

昨日の脳力授業は中3の生徒からのリクエストで
「投資」についてみっちり7時間講義しました。
高校では起業部で活動したいとのことです。

そして本日、その生徒から第一志望校に
合格したとの報告をもらいました。
おめでとうございます!!

当塾としても、開塾以来続いてきた
第一志望校合格率100%記録
今年も途切れることなく更新できました!!

合格おめでとう!!
昨日も一生懸命ノートを執っていたね。
これまで大人も子供も含めてたくさんの人を見てきたけど、成長する人、一流の人、うまくいく人は皆、大切なことをノートに書き留める癖があります。

第一部:投資マインドを持って生きよう

元科学者で、投資を含め経済分野に一切興味がなかった私が
偶然の出会いから経済に興味を持ち、
尊敬する先生方に巡り会えました。

その先生方は投資や経済を
「生き方」や「人生哲学」のレベルで扱っていました。

なので私も生徒たちに
「投資マインドを持って生きること」
「人生は投資だ」
と伝えたいのです。

最後の脳力授業にこれをリクエストするとは
お目が高い!!

投資すべき資源はお金だけではありません。
時間、情熱、知恵、行動、回数、愛情、こだわり....
これら全部ひっくるめたエネルギーを投入することが投資です。

“投入する” という行動を起こすことが投資です。

何に投資するのかといえば、
自分がなりたい未来に投資するのです。

その結果得られるものは成長です。
私たち一人ひとりの人間としての価値が増大するのです。

だから勉強は投資です。
本を読むことも投資です。
スポーツに熱中すること、
旅行に行くこと、
恋をすることだって投資です。

エネルギーを使って、行動して
自分が成長するのだから投資です。

だから人生は投資です。

ですが、やりたいことがない人がいます。
行動しない人がいます。

こういう人は成長しません。

どうか、たくさん投資(勉強や恋愛や部活...)をして
魅力ある人に成長してください。

じゅうぶんに成長したら(お金持ちになったら)
今度はあなたの能力(そのお金)を
誰かのために使ってください。

これが他己投資です。
親が子の教育をするのは他己投資です。
自分の能力を活かして仕事をすることも他己投資です。
(同時に自己投資でもある)
株式投資も他己投資です。

自分にエネルギーがないと他己投資なんてできないので
まずは自分が元気になってください。
でも、自分が満たされたら、
その豊かさを他人のために分け与えてください。

他己投資が上手くいくと、
他人の役に立つので
「ありがとう」と感謝されます。

感謝は現金だけではなく、
信頼、尊敬、豊かな交友関係など
さまざまな形になってあなた自身に還ってきます。

あなたは、大好きな人たちに囲まれて
豊かに生きることができます。

これが投資の恩恵です。

さあ、投資をしよう!!

アインシュタインが「人類最大の発明」と言った『複利効果』
これを利用するのが長期投資

第二部 21世紀の資本

フランスの経済学者トマ・ピケティが
『21世紀の資本』という本を書き、世界中でベストセラーになりました。

“r(資本収益率)> g(経済収益率)”
というシンプルな式が話題となりました。

この不等式が意味するところは、
「頑張って働く稼ぎより、投資から得られるリターンの方が大きい」ということです。

持てる者の富はさらに増大し、子に継承されます。
持たざる者との差は開くばかりなので、
世界は貧富の格差が増大する方向へ向かいます。

極端な話、もし世界が
1%の富裕層と99%の貧困層に二極化したとしたら?

富裕層は子供に質の高い教育を与えることができます。
貧困層の子供は教育の機会すらありません。

さて、地球温暖化の解決などの
人類の存続に関わる難問を解決するであろう才能が
たまたま1%の富裕層の家に生まれる確率は......?

つまり、人類が滅びる確率が恐ろしく高まります。

ですから、貧富の二極化は人類にとって好ましくないのです。

であるならば、投資(資本収益)によって集められた富は
『国際累進課税』によって回収され、
広く社会のために使われるべきだろう......
というのがトマ・ピケティの考えです。

富は社会に循環させましょうね!!

第三部 真のバリュー投資®️ 概論

私が勉強を続けている『真のバリュー投資』
という概念を生徒に伝えたくなりました。

どうせ学ぶなら、私が知る限り最高の知恵を授けてあげたいとの思いからです。

「一度聞いて理解できるようなものではないけれど...」
と断りを入れつつも、

price(株価)とvalue(企業価値)の違い
会計とキャッシュフロー
ROIC(投下資本利益率)
ファイブフォースモデル
7つの参入障壁
今日の100万円と5年後の100万円の違い

DCF法(企業価値の算定方法)



を解説。

これまでに『会社経営ゲーム』でキャッシュフローを
体験していた生徒は理解してくれたようでした。

さすが経営ゲームでCCCの重要性に自力で気づいた子です!

第四部 企業価値を拡大し続ける会社がやっていること

私が大好きなアメリカのホームセンターを例に、
高い価値(value)を創出し続ける会社は何をやっているのかを解説しました。

会社にとって経営理念は重要です。

「何のために仕事(ホームセンター)をしているのか?」
ということが全従業員に浸透しています。

そして、顧客の『非と不の解消』のために
徹底した社員の能力向上(研修)、
システムの作り込みがなされ、
それらが高い参入障壁となっています。

私自身DIYが大好きなので、
もしこのホームセンターが日本にもあったら......と
憧れてしまいます。

これから高校の起業部に入って
地域の人たちと協力して経営を学ぼうとしている生徒も
「スゲー!!」と
目を輝かせながら感動していました。

最後の脳力授業が将来の糧になることを願い、
私からの最後の講義(他己投資)を終えました。

大きく成長してくれることを心から願っています!!