ポケモン大好き!!

こんにちは!!
ワクワク塾 塾長の福田歩です。

今の日本の学校教育の
問題点というか、限界点というか、・・・
それは個性も興味も様々である子供達に
一律のカリキュラムを押し付けている点ではないかと思います。

その押し付けに順応でき、一定の努力ができる
“従順な子” が評価され、
そうでない子が評価されず、
不登校の子がものすごく増えています。

当塾は、“順応できている子”“不登校の子” という区別はせず、
どの子も皆 “その子の個性” として接し、観察し、
「今、この子に何が必要か」を常に考えています。

それは、私のもう一つの仕事が整体師であり、
人それぞれ
お体の状況も、辛くなった原因も、
どうなりたいかも、
良くなったら何がしたいかも、
人生の価値観も全て違うから、
その人に最適な施術やカウンセリングが変わってくる。

つまり、パーソナルな対応が当たり前だと思って
仕事をしているからです。

生徒を一人ひとり個性の違う人間と捉えたとき、
一律の授業内容や、一律の評価基準なんて
本当につまらないと感じます。

なので私は、生徒の好きなことから始めることにしています。

ポケモンカードと中1の生徒

一昨日、昼間の教室を開放して
ポケカ大会(ポケモンカード)を開催しました。

私は途中、整体の仕事などで抜けていましたが......。

指南役は中1の生徒です。

彼はポケカが大好き!!

中3の生徒で、ポケモンは大好きだけど
ポケカのルールの細かいところがわからない生徒がいて、
その子への指南を頼んだのです。

私の意図は「人に説明する」ということを
大好きなポケカを通して経験して欲しかったのです。

なぜ国語を勉強しなければならないのか?

自分の考えを人に説明するためです。
(同時に、人の考えを理解するためです。)

自分の大好きな遊びをやろうとすれば、
遊び相手に遊びのルールを伝えたり、
より楽しく遊ぶために新しい遊び方を創造したりして
多様な能力が育っていきます。

遊びが上手い子は頭が良い子です!!

大人を見ていても、
本当に有能な人や、魅力的な人は
例外なく遊びが上手い(=クリエイティブ)です。

遊び(自分がワクワクすること)から入るメリットは
他にもあります。

中1の彼は医師から「○○障害」などと
病名を伝えられていました。

ときに病名が
「○○病の私」という生き方を
作ってしまうことがあります。

塾の先生としてだけでなく、
整体師としても彼を施術している私の“処方箋”は、
「大好きなゲームをすること」です。

ついこの前まで、
塾まで車で送ってもらっても
フラフラして車から降りられなかった子が、

前回の『会社経営ゲーム』
今回の『ポケカ大会』と
猛暑の中、一人で自転車に乗ってやってきます。

最近、彼は体調が安定し、
夜の授業でも目に力が感じられます。

『ポケモンを創った男』と中3の生徒

さて、ポケカ大会で指南を受ける役を
してくれた中3の生徒。

この子の悩みは
「夏休みの宿題が〜〜〜!!」

聞いてみると、一番気が重い宿題が
読書感想文!!

あはははは!!
そんなの一番簡単な宿題だよ!!

自分が大好きな本を読むんだよ!!

どうせ課題の本のリストがあって、
その中から楽そうな本を選ぼうとか
思ってるんじゃないの?

でも、リスト以外の本もOKなんでしょ?

だったらポケモンの本にすりゃいいじゃない!!

ポケモンのゲームの開発秘話とかさ......

“ポケモン ゲーム 開発秘話” で検索すると
出てきました!!

『田尻 智 ポケモンを創った男』

そして、田尻智さんがポケモンを開発するに至った経緯をまとめた動画も見つかりました。
https://www.youtube.com/watch?v=CUMOUEiAQxQ

生徒と一緒に動画を観て感動しました!!

田尻智(サトシ)さんがポケモンの原案を思いついた経緯、
それを形にしようとするサトシの熱意に呼応して
キーパーソンたちが集まってきた経緯、
何度も訪れる困難と、それを突破した経緯、
クリエイターの遊び心が爆発的な人気に火をつけた経緯、



ポケモンに特に興味がなかった私も感動しました。
「これ映画化すればいいのに!」
「世界中で Pokemon は有名なんだからヒットするよ!」

さて、中3の生徒

塾から帰るとその日のうちに
市立図書館のHPから例の本を予約し、
翌日の午後には本をGetしました。

私がChatGPTで生成させた要約も
読ませてみましたが、

「こんなのではポケモンの魅力が伝わらない!!」
「私がポケモンの魅力を伝えるんだ!!」

と、俄然やる気に火がつきました。

あれ? 
一番気が重い宿題じゃなかったっけ?

夏休みの宿題提出登校日は8/22(火)

頑張れ!!