『魚釣り』&『一流の人が大切にしていること』

こんにちは。
ワクワク塾 塾長の福田歩です。

脳力授業で虹鱒を釣りに行ってきました。

いつもは
①フライ(擬似餌鉤)を自作する
②フライキャスティングの練習
③フライフィッシング
の順番で、
初めての遊びを通して
『失敗を乗り越えた末の成功』を経験する
ことを目的とした体験学習をします。

今回は、生徒がルアーフィッシングを嗜む子なので、
自分の道具で釣ってもらいました。
彼は釣った魚の、塩焼き以外の調理法を知らないとのことだったので、
それ以外の食べ方を楽しむことも企画に盛り込みました。

フライフィッシングも体験してもらっているところ。
生徒が「顔が映らないならブログOK」
とのことだったので、写真を撮らせてもらいました。

納得のいくサイズ!!

この管理釣り場は釣るのに技術が要るのですが、
『頂鱒(いただきます)』という
美味しいブランド鱒が釣れます。

塾長は主にフライフィッシングで釣るので、
彼にルアー釣りの技術を教えてあげられません。

そこで釣り場のスタッフさんにお願いして
ルアー釣りのテクニックを指導していただきました。

教えてもらった通りにやってみると
すぐに釣果に繋がったり、
魚が積極的にルアーを追うようになりました。

「シェイキング」という技術を
教えてくださったスタッフさんが、

「おじさんも、手が腱鞘炎になるくらい
 一日中シェイキングの練習をしたよ!」

と、繰り返し練習することの大切さを伝えてくださいました。

どんな世界でも、一流と言われる人は
何か特別なことをしているわけではありません。

誰でもできる基本の練習を、
常人ができないレベルで繰り返している人だけが
一流になれるのです。

野球であれば、
素振りは誰にだってできます。
現役時代のイチロー選手は毎日の素振りを欠かさなかったからメジャーで3割バッターだったのです。

大谷選手も毎年ノートに自分への課題を99個書いて実行しています。
例えばグラウンドに落ちているゴミを拾うこと。
これだって誰にでもできることです。
ですが、それを実行している人は滅多にいません。
そんな基本を積み重ねているからこそ
大谷選手は一流であり、世界から称賛されるのです。

生徒が大好きなルアー釣り。
その大好きな遊びを通して
彼はとても大切なことを教わりました。

常人の及ばないレベルで練習して一流の人になるか?
そこそこ練習して、そこそこの人になるか?
わかった気になって練習もせず、
いつまで経っても下手な人で終わるか?

あとは彼しだいです。

一流の人の教えを素直に、愚直に、ひたすらに練習できるか?
遊び、仕事、学問、人としての成長
すべてに共通する真髄です。

2人で合計23尾釣りました!!

3時で早めに釣りを切り上げて、
第2ミッションは美味しく料理して食べること!!

レギュラーサイズでこの赤み!!
これが頂鱒!!

まずは刺身で頂鱒の美味しさを堪能しました!!

3枚おろし

3枚下ろし、肋骨の削ぎ切り、小骨の骨抜き、皮引き、
そして刺身包丁で造る。

生徒も興味津々で観ていました。

次は塾長のオリジナル料理です。

生徒にも手伝ってもらいました。
めちゃめちゃ良い笑顔で手伝ってくれました。

ジャガイモの皮剥き
新ジャガなので皮が残っていてもOK!
ざっくり剥いてね。

先にフライパンで野菜に火を通しておきます。

ジャガイモ、ズッキーニ、マッシュルームをバターで炒める。
味付けは塩、黒胡椒、タイム。

塩とタイムで下味をつけた頂鱒の腹に
ミョウガと紫蘇のザク切りを詰め、
両面に薄力粉をまぶして、
ホットプレートでムニエルにします。

両面を焼き、空いているスペースに
野菜を入れ、蓋をして蒸し焼きに。

焼けたら頭、骨、ヒレを取り除き、野菜と混ぜて出来上がり!!

北海道の“ちゃんちゃん焼き” とムニエルを合わせたような創作料理です。

先ほど「一流の人」について書きました。

一流の人は「遊びと勉強」、「遊びと仕事」を区別していません。

遊ぶように学び、遊ぶように仕事をしています。

なぜなら、人は遊んでいる時が最も集中力があり、
最もクリエイティブだからです。

当塾の脳力授業では、
子どもたちを野外に連れ出すことが多いです。

その理由は......
長くなってしまうので、
今回は下の写真で示すにとどめます。

が、一言で言うなら、
これからのAI 時代では、学んだことをクリエイティブなレベルで使いこなせる人にしか活躍の場がなくなるからです。
その素養を養うための最良の教材が、野外での遊びなのです。

先日、対談番組に出演した際の
準備段階の書き殴り
(本番では聞かれなかったので触れませんでしたが......)

もう一つ、P.S.ドラッガー著『マネジメント』より抜粋

1. 目先の損得のためにやる人
2. 自分の成長ためにやる人
3. 他人(社会)のために自分の才能を使っている人

一流の人はどのレベルで生きている人でしょうか?
考えてみてください。

「テストで良い点を取るため」とか
「良い高校に合格するため」に勉強する子
(それを子に望む親)は、
一人目の男と同じ価値観で生きているかもしれません。

この価値観は、「目先の利益」に注目するあまり、
本当に大切なことに気づくことができません。
結果、長期的には得るものが少なく、失うものが大きくなります。
特に『学び』に関しては、とても弊害が多い価値観なのですが、
それについては日を改めて書こうと思います。

最後に、今回の脳力授業で特記したいことがあります。

それは、今回参加してくれた生徒のことを
妻がとても褒めていたことです。

「Nくんって、本当にいい子ねー!と。

釣りの脳力授業の時は
朝4時には出発する必要があるため
生徒たちに我が家に前泊してもらいます。

そのために妻も協力してくれます。

“笑顔ではっきりと挨拶ができる”とか、
“自分が寝た布団を畳んでくれる”とか
そういう基本がきっちりできる子は、
社会に出てからも可愛がられます。

自然とたくさんのチャンスに恵まれます。

大谷選手がグラウンドのゴミを拾うのと同じです。
「基本がきっちりできる」
これは一流の人に共通する素質だと思います。

早朝に起きて、炎天下で釣りをして疲れます。
なので、どうしたって素の自分が出てしまいます。

そんな素の状態で「本当にいい子ねー!」と感じさせる彼は本物です。

私も彼が大好きです。

親御さんが良い子育てをされている賜物だと思います。

そんな彼が、いろいろなことを学び、
できることがどんどん増えていく。

本当に将来が楽しみです!!