“N高” という選択肢

こんにちは!
ワクワク塾 塾長の福田歩です。

当塾の生徒で、N高等学校(N高)への進学を選んだ子がいます。

彼はもともと国立・群馬工業高等専門学校を
目指していましたが、

“高専” と “N高” 双方の学校説明会に参加し、
N高を選びました。

彼は11月に、すでにN高の合格を得ていますが、
「力試しに高専も受験する」
「高専に受かってもN高に行く」と言って
今も気を緩めずに励んでいます。

先日実施した高専模試では、
理科と国語で合格者平均得点を大幅に上回りました!!

1/15(日)彼のための脳力授業「高専模試」


彼が志望校を高専からN高に変えると言ったとき、
ご両親は彼の選択を素直に受け入れてくれました。

一般的なイメージとして、
高専は「工業系の最高峰、高偏差値、優秀」
N高は「普通の高校に馴染めない子が通う」
と思ってらっしゃる親御さんが多いと思います。

しかし彼は、そうしたイメージとは無関係に
「自分が興味のある学びができるかどうか」
という基準で選びました。

彼のご両親も
親向け脳力授業に参加したおかげで、
 息子の選択を素直に受け入れることができました。」
と仰ってました。

 ※『いつまでも昭和の教育で良いですか?』

どの高校を選ぶのが良いか?
それは一人ひとりに正解があります。

彼は学校説明会に参加して、
「高専よりN高だ!」と直感したわけですが、
彼にその理由を尋ねてみました。

N高の入試に『200文字作文』という課題があるので、
それに向けた練習として、
彼がN高で学びたい理由を書いてもらいました。

本人の了解を得て、私が添削した方を載せます。
彼が書いた内容に、具体的なゲームクリエイター名を追記しました。


『N高の志望動機』(書き起こし)

中学一年のとき、僕は「アンダーテイル」というゲームに出会い、大好きになった。

最初は単にゲームの完成度の高さに感動しただけだったが、
それがトビー・フォックスというクリエイターが
たった一人で作り上げた作品だと知り、更に感激した。

僕も将来、トビーのように独力で
完成度の高いゲームを世に出し、
世界中のゲームファンを楽しませたい。

N高ではそのためのプログラミング、音楽制作等の技術が
学べると考え、志望する。

彼は、トビー・フォックスが
単独で一つのゲームの世界観を作り上げたことに感動し、
トビーを尊敬し、自分もそうなりたいと望んでいます。

そのためには
プログラミング、キャラクターデザイン、ストーリー、音楽
全て自分でこなせるようになりたいのです。

彼にはN高が
それら全てが詰まった宝箱に思えるのです!!

アンダーテイル(デスクトップ用の壁紙素材からダウンロード)

N高の合格を報告してくれたときに、
彼とお母様に志望校選びのことでお伝えしました。
(N高を成長のための選択肢として考えている人に向けた意見です。)

高専の良いところは、
まず国立なので環境も設備も最高に揃っていること。

そして、生徒の学力が粒揃いで優秀なので、
周りから良い刺激が受けられるであろうこと。

N高の良いところ
独自のカリキュラムが豊富なこと。

講師が社会人であり、各分野の現場で
現役で活躍している人なので、
業界のリアルを知ることができること。

その反面、良い意味でも悪い意味でも
生徒を管理・束縛しないので、
「自分から知識や技術を取りに行く」という姿勢がなければ
いくらでも堕落できてしまう。

つまり “学ぶ意欲” “自律” “行動力”が大事!!

君のように学びたいことがハッキリ自覚できているのなら、
N高は正解だと思うよ。

それから、3年後に大学を目指すとしたら、
どのみち大学というところは
“学ぶ意欲” “自律” “行動力”
なしに通っても意味のないところだから、
その課題に高校から取り組めることは
きっとプラスになると思うよ。

【後日記】
彼は群馬高専にも合格した上で、
第一希望のN高等学校・高崎校への進学を選びました。