3月の脳力授業 スノーシュー
こんばんは!
ワクワク塾 塾長の福田歩です。
3/12に水上の湯檜曽川で
スノーシューをしてきました。
事前の授業で、少なくとも
中学校で習う以下の3つのことが学べることを伝えました。
1. 圧力の計算
力(重さ)/ 面積 = 圧力
以前は中1の理科で教えていた圧力の計算ですが、
理解できない子が多いのか?
学習指導要領では中3に回されました。
自分の体重は一定。
靴の面積で雪上を歩いたときと
スノーシューを履いて歩いたときの差を体験しよう!!
2. 1/25000地図の読図
社会科の定番問題。
群馬県立高校の入試問題でもほぼ毎年出題されます。
地図読みスキルは現場で養うに限ります。
登山をしていると、ある種
身の危険を感じたときにスイッチが入り
読図のスキルは上達するものです。
どんなことでも
教科書とテストだけで得た知識と
実体験で身につけた技術では雲泥の差があります。
3. コイルと磁界
中学校で「右ネジの法則」を暗記した
覚えのある大人のひといますか?
何かに役立ててますか?
私は冬山登山のために、大人になってから
『雪崩学』を学ぶのに使いました。
冬山に入る時はいつも
雪崩ビーコンを装着しています。
雪崩ビーコン探索ゲーム!!
1回目
埋め方も探し方も、まだホンキではない。
遊びって、だんだん熱中して
難易度が上がっていくものです。
学ぶ楽しさがわかると、勉強でも同じ現象が起きます。
どんどん高難度の学びをしたくなり、
成績なんて勝手にグングン伸びていきます。
教科書の範囲が「勉強」
それ以外は「遊び」=「勉強に関係ないこと」
=「価値のないこと」
=「勉強をしたら好きな遊びが許される」
なんて誤った価値観を押し付けられた子ほど
学ぶ楽しさがわからなくなり、
学ぶことが嫌いになり、
「勉強は強制されてイヤイヤやらされるもの」
という不幸な価値観が出来上がっていきます。
大人になってからこそ、
いろんなことを学び続けなくてはいけません。
なのに、
「学び=苦痛」という価値観の子を
社会に出してしまったら
その子は社会の中でとても不利な立場になってしまいます。
今、当塾では各ご家庭と面談を実施させていただいています。
上記の誤解を解いて差し上げることも、
当塾のミッションです。
お子さんには是非、
「学ぶことは楽しい!!」
という価値観を身につけて社会に出してあげてください。
今年の中3は高崎高校と群馬高専に進学しました。
言わずと知れた、普通科と工学系のツートップです。
彼らとも、遊び(教科書の外の学び)をたくさんしましたよ!!
普段の授業でも、日曜日の脳力授業でも!!
ビーコン探索の後は
マチガ沢出合い付近の東屋まで移動して昼ごはん。
ここでお弁当交換をしました。
私は生徒たちにランチパックトーストをあげて、
カロリーメイトやエナジーバーをもらいました。
すると、食べ終わった生徒たちが
東屋の背後の急斜面を登り始めました。
スノースライダー遊び!!
東屋に荷物を置いてマチガ沢までお散歩。
生徒たちはそれぞれ夢中になって遊んでいますが、
ここが一番危険なのです。
雪の下には沢が流れて空洞ができています。
春先ですから、日に日に雪解けが進み
雪解け水に転落する恐れがあるのです。
私が先に歩いて、私の体重でも崩れないことを確かめてから生徒を呼びましたが、彼らは広範囲を夢中になって走り回ります。
「ここが危険な場所だってわかるよね!?」
「はい。」ってすごくいい返事なんだけど
どこまで理解しているやら(苦笑)
命さえ落とさなければ、
障害の残るような怪我でなければ、
失敗もぜんぶ良い学びになると思います。
見た目はただの雪面です。
その下に何があるのか?
何が起こっているのか?
洞察力です。
見えないものを見る力です。
これも、遊びの中で、
時には怪我をしたり
びしょ濡れになったりしながら学べば良いのです。
ネコ科の動物の仔が兄弟とじゃれ合いながら
狩を覚えます。
人間の子も遊びの中から、
生きていくために必要なスキルを習得していきます。
頭の良い人は遊びも上手です。
遊びもできないのに
教科書の知識を詰め込んだところで、
現実世界での知識の活かし方を知らなければ
自分で工夫できないので、
その知識は何の役にも立ちません。
自分で工夫できないなら、
他人から言われたことしかできない人になってしまいますね。
どんな遊びでもやってみたら良いんだよ!!
そして、どんどん失敗したら良いんだよ。
明日は、中3の生徒たちの合格祝いに
彼らを連れて同じコースで遊んできます!!