双子座流星群 あれから一年

ワクワク塾 塾長の福田歩です。

去年の双子座流星群の少し前に入塾した生徒。

ちょうど1年の付き合いになるのですが、
もっと長く関わってきた気がします。


中3の理科で天体観察の課題が出たとのことで、
12/14の流星群極大日に
塾の隣のお寺の境内で一緒に夜空を見上げました。

去年も同じ場所で、塾の帰りにみんなで流星を見たね。
写真奥の白い建物がワクワク塾

以下、本人の了解を得て公開します。
同じように悩んでいる子と出会い、役に立てるように。

その生徒は、学校になかなか行けませんでした。
ときどき自殺したくなることもありました。

今では気持ちが安定してきて
毎日登校(別室登校)していますし、
校内行事や校外のボランティア活動にも
楽しみながら参加しています。

先日、合唱コンクールの練習で
4階の音楽室に行った時に感じたことをシェアしてくれました。

「1年前は「ここから飛び降りたら死ねるかな」と
 考えていたけど、
 今年はただ「高いな」とだけ感じたんです。」

自分でその違いに驚いて
「成長したなぁ〜」
と感じたそうです。

先日、志望校に提出する『志願理由書』の
書き方について相談を受けました。

『受験するにあたりアピールしたいこと』の欄の
『中学校の各教科や総合的な学習の時間における学習について』という欄が、
「学校の授業に出ていないので書けない」
と困っていました。

そこで私から見た長所を伝えました。

この子はとても頭の良い子だと思います。

塾で授業をしていても飲み込みが早いですし、
学校の宿題やテスト勉強を塾でしたい日は
私は授業をせず、自習にします。
すると、学校の授業に出ていない部分の内容を
自分で教科書を読んで理解していくのです。

つまり、論理的に書かれた文章(教科書)を理解する能力が高いのです。

“文章を読んで書いてあることが理解できる”
というのは当たり前のように思われますが、
実はこれができていない人は世の中にたくさんいます。

小・中・高の児童・生徒を対象に行われた
RST(リーディング スキル テスト)の調査結果を見ると、
教科書が読めない子供たちが驚くほど多いです。
AI vs. 教科書が読めない子どもたち
AIに負けない子どもを育てる

教科書が読めない子が多いなか、
不登校で学校の授業が受けられなかった故に
自力で教科書を読んで培った
文章読解能力論理的思考力は誇って良い長所です。

「それをアピールしたら良いと思うよ」
と伝えました。

そして本人が書いた自己PR文がこちらです。
 ↓↓

中学からの推薦状は出たし、
『志願理由書』は塾でアドバイスして仕上がったし、
あとは落ち着いて面接を受けてくれれば大丈夫!!