グリット(やり抜く力)を遊びから養う

こんにちは!
ワクワク塾 塾長の福田歩です。

グリット(GRIT, 最後までやり抜く力, 粘る力)
という言葉をご存知でしょうか?

ビジネス書等では
“成功者に共通の資質”などとして紹介されます。

意識高い系のビジネスパーソンでなくても、
人生の中で
ここ一番の場面でやり抜けるかどうかって
とても大事なことだと思います。

「あの時最後までやり抜いたから今の自分がある!」とか、
「あの時あきらめなかったら今頃は......」なんて、
誰しも経験があるのではないでしょうか?

そう!
ここ一番の場面でのグリットは人生を分けます!!

生徒たちを見ていると、
グリットが育ってきている子もいれば
そうでない子もいます。

グリットが使いこなせない子も
光る才能を持っているし、
本人なりに頑張っているのですが、
うまく使いこなせるレベルに到達するまで
試行錯誤を重ねることができず、
いつも途中でやめてしまうのです。

本人なりに頑張っているので、
見ていて歯痒いです。

彼ら彼女らは、間違いなく光る才能を持っています!

ただ、成功する前に諦めてしまうという
失敗体験を多く経験させられています。

“学校の勉強” という課題で。

彼らがもし、学校の勉強に興味が持てず、
学校の勉強で失敗体験を積み重ねてきたのなら、
それを強要すればする程、
彼らの目は暗く沈んでいきます。

なので、彼ら彼女らには先ず、
本人が興味を持つ遊びを通して
グリット体験(困難を乗り越えた先の成功体験)
をさせてあげることが先なのだと考えます。

遊びを通して困難を乗り越える体験を!!

当塾では、
勉強でグリットを発揮できている子も、
そうでない子も遊びに誘います。

キャンプ、釣り、ガイド付きの自然観察、
料理、ボードゲーム......etc.

今月の『脳力授業』では、
川場村の管理釣り場へ
ニジマスを釣りにいきます。

そして、11月は新潟に
鮭の遡上を見に行くキャンプを計画しています。

フライフィッシングを身につけた子には
鮭釣りに挑戦してもらおうと思います。
(塾長にとっても初のチャレンジです!!)

うまくいくかどうかわからないからワクワクするのです!!

目論見通りに鮭が釣れたら、
キャンプの夕飯は鮭のちゃんちゃん焼きです!!

メスが釣れたら筋子が手に入るかもしれません!!

小・中学生くらいの年齢は
遊びから世界を広げた方が大きく育つと考えています。

裏を返せば、私から見て
「しっかり遊べていないから世界が狭すぎる」
と感じる子が多いです。

さて、11月の鮭釣りにつながるロードマップ。

最初はフライラインを飛ばせるようになることからです。

日曜日に『群馬の森』で
キャスティング練習をしました。

竿先にラインの “ループ” ができている!! これが理想のキャストです。

フライフィッシングのラインは先端に向けて糸が細く、軽くなっています。
これを鞭(ムチ)の原理を使って
空中で操って飛ばします。

糸の先端に重りをつけて飛ばす通常の釣りとは違います。
ボール(=重り)を遠くに飛ばす投げ方とも違います。

ほとんどの人はムチを扱ったことがないので、
初心者は遠くへ飛ばそうとすればするほど
ラインが失速して、空中で絡まります。

この状態では、釣っている時間よりも
糸をほどいている時間の方が長くなってしまいます。

夕暮れ、根気強く絡んだ糸をほどく少年。

彼は驚くほどの集中力と根気強さを発揮して、
フライラインを10m以上飛ばせるようになりました。

今夜の授業では、フライ(毛鉤)と釣り糸の結び方を教えます。

これで管理釣り場でのニジマス釣りに
連れて行くことができます!!

10/9(日)を予定していますが、雨の予報です。

雨の中の釣りを経験してみたいか?
晴れた日に釣りにいきたいか?

本人に選んでもらいます。
どちらも忘れられない経験になるでしょう。