【脳力授業】会社経営ゲーム

12月の脳力授業は会社経営ゲームでした。

中学3年生の公民で、経済について言葉だけ習いますが、
日本の義務教育では、投資や経営について教えてくれません。
さすがに経済学部では教えてくれるのでしょうが、
理系に進んだ塾長は、高校・大学でも投資や経営を教わったことはありません。

そして、多くの日本人が投資に対して
「怖い(損をする)」
「汚い(楽して儲けようとする)」
など、ネガティブな感情を持っているそうです。

その一方で、実はお金が大好きで、
貯金は大好きだけど寄付はしない国民性なのだそうです。

つまり、お金についてまともな教育を受けていないがために
お金との正しい付き合い方ができない日本人が多い
ということになります。

当塾の生徒には、ぜひ健全なセンスを身につけて社会に出てほしいです。

平日の数学と国語の授業の日を1回使って、
● お金 = エネルギー
● 自然の生態系で、エネルギーが様々な形に変換しながら循環するのと同じことがお金でも起こっている
● 現金以外に、感謝や信用なども “お金” の形態
● 会社は価値を増幅するためのシステム
● 自己投資と他己投資(勉強も恋愛も自己投資)
● ステークホルダー(利害関係者)
などの概念を説明してから、模擬ゲームをしました。

今日参加してくれた生徒は、模擬ゲームでの反省を踏まえて
別のやり方でチャレンジしてくれました。
そして、模擬ゲームの決算書を見たお父様から
「最初に借金するんだよ!」
と助言を受けてきたそうです。
(お父さんスルドイ!!)

▲ 試行錯誤しながら経営ゲームに取り組む生徒

 ▲ 見事!! 10年会社を潰さずに経営し切りました!!

このゲームは製造業の会社を10年間経営するゲームです。
大人がやっても3期か4期で倒産する人が続出しますが、
Yくんはそのつど状況を判断し、改善を試みながら
見事に10年間倒産させずに乗り切りました!!

各自、気づいたことをポストイットに書き出してから共有しました。

Yくんは、恐怖心から間違った判断をしてしまい、
それゆえにチャンスを逃していたことに気付きました。

多くの日本人が「現金のお金」を
手元(財布や預金口座)に置いておくと安心します。
しかし、会社のサイフに溜まって動いていないお金は
何も生み出しません。

それがとても不利なことであると気付くことができました。

▲ 気付きの書き出し
▲ 気付きの共有



Yくんはお父様からアドバイスされた借金ができませんでしたが、
塾長が1期目の冒頭に借金したのを見て
「やっぱりそうか!」
「借金スタイルでやってみたい!」
と思ったそうです。

そこでもう1ゲームやることにしました。
この回転の速さは、当塾始まって以来です!!

終了時刻を15分延長して4期まで経営できました。
Yくん、今度は安定して成長する会社を経営できてますね!!
すばらしい!!

今日は帰ったら、またお父さんと話すのかな?

▲ 経営が安定したYくん