9匹釣りました!!
こんにちは!
ワクワク塾 塾長の福田歩です。
今月の脳力授業は、
中3には本命の高校の過去問を本番と同じ条件で解く模試。
中1には管理釣り場でフライフィッシング。
中3には
「フライフィッシングと模試どっちがいい?」
と聞いたのですが、
「模試をやりたい!」と即答でした。
ということで、中1の生徒を連れて、
川場キングダムフィッシングさんに行ってきました。
当塾のフライフィッシングの授業は、
自分でフライ(擬似餌鉤)を作ることや、
糸の重さでフライを飛ばす独特のキャスティングを練習すること、
釣り糸にフライ(釣り鉤)を自分で結べるようになること等、
2ヶ月に渡る準備の集大成として釣りにいきます。
ただ、今回は生徒がフライ作りに参加できなかったため、
私が用意したフライを提供しました。
フライを作ること、
キャスティング、
釣り糸にフライを結ぶこと、
フライフィッシング、
すべてを初めて経験する子が
困難を乗り越えて「最初の1尾が釣れた!!」
そのときの感動(成功体験)を味わってほしい
という趣旨の授業なのですが......
なんと、私が自分の仕掛けを準備している間に
生徒が最初の1尾を釣ってしまいました!!
続け様にニジマスもヒット!!
彼はこの日、9尾も釣りました!!
朝6時から釣りはじめ、
釣り場が閉まる17時まで釣りました。
彼は手にマメを作りながらも
最後までロッドを振っていました。
9尾という数も、最後まで釣り続けたことも
歴代の生徒の中で最高記録です!!
本人には
「自分でフライを作ってないから暫定記録ね。」
と言いましたが、
ともかく17時まで集中力を切らさず
楽しめたことが素晴らしいです!!
遊びから学べること
この釣り場では、午前と午後に1回ずつ
“ペレットタイム” があります。
釣り客の近くにペレット(魚の餌)を撒いて
釣りやすくしてくれるボーナスタイムです。
私たちが食堂の混雑を避けて
遅めの昼食を食べていると、
午後のペレットタイムにかかってしまいました。
すると、ペレットを撒き始める前に
親方がわざわざ食堂に声をかけに来てくださいました。
「これからペレットを撒きますが、
後で福田さん達のところに
もう一度ペレットを撒きに伺いますので、
ゆっくりお食事をなさってください。」
親方が食堂を出て行かれたあと、
生徒と話しました。
「親方は一人ひとりの釣り客を見ていて
声をかけてくれたよね。
これって凄いことだと思わない?」
「うん!!」
”午前と午後にペレットを撒く” ということを
ただ機械的にやっているのではないのです。
何のためにペレットを撒くのかというと、
釣り客へのサービスであり、
釣り客とのつながりを築くためでもあると思います。
その目的を意識して仕事をされている親方は、
一人ひとりの釣り客を大切にしているのです。
それが質の高いサービスとなって現れています。
遊びを通して生徒に学んでほしいことは、
正にこういうことなのです!!
釣りから帰ってきて、
後日の英語の授業のとき、
彼のアルファベットの文字が気になりました。
one と thirteen のさ、n と h の違いわからないよ。
「僕は “h" のつもりです!」
「わかってください!」
って通用すると思う?
釣りをしててさ、アタリが全然なくなったら
フライが壊れていたり、
フライに藻や葉っぱが絡まったりしていたでしょ?
自分では「これは餌です」ってつもりでも、
魚から餌に見えなければ、
ぜんぜん食ってくれないでしょ?
“自分ではやってるつもり” と
“ちゃんとできていること” は
全然違うんだよ。
“ちゃんとできている レベル100”
を親方が見せてくださいました。
それは、良いサービスを与えようとする姿勢です。
中学生くらいの子は、
まだまだ自分のことだけで精一杯です。
「自分はちゃんとやってるつもりなんだからわかってよ!」
になりがちです。
文字って何のために書くの?
人に伝えるためです。
ならば人が読みやすい字で書かないと伝わらないよ。
n と h の書き分けはレベル1の課題。
親方のサービスの凄さを
「うん!!」とすぐに理解できた君なら
いつかレベル100になれるはずだよ!!
人に「わかってください」「評価してください」「認めてください」
という “くださいの人" ではなく、
自分のできること、得意なことを
誰かに “してあげたい人" に
いつかなれるはずだよ!!