卒業生と上野村へ取材に行きました
高校2年生になった卒業生。
愛媛県の瀬戸内海の島の高校に進学し、『起業部』で活動しています。
島の産業とコラボした新商品の開発、製造・販売、民泊施設の運営などを部活で行なっています。
卒業生は『イノシシ班』に所属し、島のハンターが仕留めたイノシシの
肉や皮、毛、牙などを活用した商品開発を行なっています。
塾長が学生時代に、草津のホテルの厨房でアルバイトしたときにお世話になったシェフが
ホテルを定年退職し、群馬県上野村の温泉施設の厨房でコックをしながら、
上野村の特産品である猪豚を使ったお土産品開発のアドバイザーをしています。
夏休みで高崎に帰省した生徒を連れて、
シェフからイノシシ肉の商品開発のアドバイスを受けに
上野村に行ってきました。
シェフとの約束の時間に余裕をもって上野村に到着。
道の駅で猪豚商品のリサーチをしました。

ハンターさんが狩るイノシシの頭数はバラツキが大きいので、保存のきく瓶詰め商品って良いよね。
猪豚餃子の素材を写真で記録

道の駅での陳列の工夫、『極いのぶた』というブランディング、パッケージデザインの妙、
保冷バッグと保冷剤もセット販売する工夫など、学ぶことは多い。
一通りイノブタ商品のリサーチを終えて、シェフがお勤めの
上野村の温泉施設『しおじの湯』へ。
混雑のピークが過ぎた13時過ぎに到着し、
昼の部ラストオーダーの13:30までに猪豚料理を注文。

塾長は猪豚カツ定食
お互いにチャーシュー、カツレツ、メンチをシェアして味見。
これもリサーチの一環です。
14時から休憩に入ったシェフがレシピ開発について
貴重なアドバイスをしてくださいました。
一般的な「イノブタ」は、イノシシ×豚を交配した一代目の猪豚に、
さらに豚を交配したクオーターなのだそうです。
イノシシの血は1/4なのだそうです。
こうすると、気性の荒いイノシシよりも、豚の血が濃くなる分、家畜として扱いやすいのです。
一方、上野村の『極いのぶた』は♂イノシシ✖️♀豚のハーフで一代限り。
猪肉の野生味溢れる味の特徴が強く、交配させる雌豚の品種にも工夫があり、
肉質が良いところが『極み』なのだそうです。
そんな『極いのぶた』で開発したレシピノートを3冊持ってきてくださり、
極秘のレシピノートのコピーまでいただいて感激!!
卒業生の高校の施設でもできる真空調理の加熱条件までご指導いただきました。

これもワクワク塾で身につけたこと。
「成長する人 / 成長しない人」の見分けかたは、ノートが取れるかどうか。
重要な話が出た時に、鉛筆が走る人(チャンスを逃さない人)は成長できる人です。
この後『しおじの湯』に浸かり、道の駅で
卒業生は部活の仲間へのお土産に猪豚製品を選び、
塾長は上野村限定のジャガイモ焼酎と、猪豚のレバー煮などを買って帰途につきました。