『究極のバスクチーズケーキ』(2月の脳力授業)
プロの料理人が試行錯誤の末たどりついた
『究極のバスクチーズケーキ』のレシピ。
事前に動画を視聴して、
必要な機材、食材、段取りなどを自分で計画して
完全再現に挑戦する企画です。
当日、塾長は見守るだけ。
頭で “理解したつもり” になることと、
“実際にできる” ことは全然違います。
やってみて初めて気付けることがたくさんあります。
美味しいケーキが焼けたでしょうか?


スーパーに売っているクッキングシートの規格は横幅25cm または 30cm
生徒たちは横幅30cmを選んだのですが、ケーキ型の直径18cm × 高さ6.2 cm ×2 = 30.4 cm
横幅が足りないのです!!
業務用には横幅33cm という規格が一般的です。
動画を作ったのがプロの料理人であるため、一般人が困るトラップに気付けなかったのでしょう。
動画をただ観ただけでは気付けないトラップです。
過去に一人だけ、事前にこのトラップに気付き、『業務スーパー』で33cmを買ってきた生徒がいました
クッキングシートの高さが足りないのに、
そのまま突き進もうとする生徒。
または、
長さがある方向から最短の方向へ斜めにペーパーを織り込んで、
器用に高さを作り出した生徒。
(器用さでカバーしたのはこの生徒が初めてでした!)
基本的に私は口を出さない方針なので、
そのまま突き進んでどうなるかを
体験させてあげても良かったのですが、
我が家のオーブンがデロデロのコゲコゲになっても困るので......
「33cmもあるよ」と出してあげました。
33cmで作り直す生徒もいれば、
高さが不安な場所に外側からクッキングシートの壁を増設し、
ホッチキスで止める手を考える生徒もいました。

でも、蜂蜜を別の器で測ったら、器に付着した分がロスしてしまう。
そう! 直接本体の重さを測りながら加えるのが正解!!

どちらも美味しそう!!
粗熱を取ったら自宅に持ち帰り、冷蔵庫で1日冷やし固めて完成です。
順調なペースでバスクチーズケーキが焼き上がりました。
粗熱が取れるのを待つ間に、
近所のケーキ屋さんに出かけて好きなケーキを選びました。
二人ともコーヒーが大丈夫な子なので、
塾長が生豆を焙煎して淹れたコーヒーと一緒にケーキを楽しみました。

ケーキ屋さんに買い物に出かけたのには目的があります。
ケーキ以外のものが見えたかな?
自分でケーキを焼いた今なら、
そして会社経営ゲームで「経営」という視点を学んだ今なら
見えてくることがあります。
ケーキは安くても500円+税
販売員が二人、キッチンにケーキ職人のご主人が一人
1階が店舗とキッチン、2階がご自宅
ご家族は何人でしょう?
水道・ガス・電気代などのランニングコスト
オーブンやケーキ型など、初期設備投資にかかる費用は?
今朝、自分たちで食材を買ったので、原価は計算できます。
「クリームチーズはもったりしていて、混ぜるのすごく疲れたよね。」
「技術も身につけなくてはいけない」
「新作のケーキも試作するかも知れない」
「1種類しかないケーキ屋さんじゃ楽しくないから、毎日何種類もケーキを作らなくてはならない(フロー)」
「日持ちする焼き菓子(ストック)も売ってたよね?」
そんな諸々を考えて
「もし自分がケーキ屋さんなら、このバスクチーズケーキをいくらで売る?」
「ホールで売る? カットして売る?」
「ホールだったら受注生産という手もあるよね。」
「中心角45°にカットして1切れ500円?」
「それでお店はやっていけると思う?」
「価格設定の話はまぁ、置いておいて、ケーキ作りの大変さがわかると、
お店で買ったケーキを食べるとき、感謝して食べられるようになるよね。」
翌日の午後、生徒がLINEで
「上手にできてました!」
と写真を送ってくれました。

